精液を増やすだけで妊娠できるのか?実は精子の運動率も大切です。

精液を増やすだけで妊娠できるのか?これまでの記事では、精子の数や精液の量について書いてきましたが、はたしてそれだけで妊娠はできるのでしょうか?

「元気の良い精子」と言われる精子には、実は運動率というものが関係しています。ここでは、その運動率に着目してみましょう。

元気な精子?その判断基準は?

精子の運動率

「運動率は良いんだけど・・・なかなか妊娠しない。」

病院の検査結果で、運動率には問題がなかったのに、なかなか妊娠できずに悩んでるかたはいませんか?

そもそも、運動率とはなんなのでしょうか?

精子の運動率とは?

精子の運度率とは、一言に、「射精した精液の中で元気に動き回っている精子の数を数値化」したものです。
特に問題のない健康的な男性の精液の中にも、奇形や全く動かない精子というものはいくらか含まれています。
そのためWHOでは、妊娠に問題のない精子を定義つけるために、検査項目とその判断の基準値を設けており、不妊クリニックはそれをもとに男性不妊であるかそうでないかを診断しています。

WHOの検査項目と基準値
精液量     2.0ミリリットル以上
pH値      7.2以上
総精子数    4000万個以上
精子濃度    1ミリリットルあたり2000万個以上
精子運動率   50%以上(高速直進精子25%)以上
精子正常形態率 15%以上
精子生存率   75%以上

前進運動率と高速直進率

しかし、単純に精子の運動率が高いから妊娠ができるのか?というと、そういうものではなく、運動率の中にも前進運動率高速直進率というものがあります。

  • 前進運動率・・・射精後に真っ直ぐ卵子に向かって進む力
  • 高速直進率・・・射精後の卵子に向かって進むスピード

女性の体内は、細菌の繁殖を防ぐ為に、常に酸性に保たれています。

それは、精子にとっては非常に過酷な環境で、精子は自らが死滅してしまうまでに、卵子に到達しなければなりません。いわば、スピード勝負です。
運動率が高いとされる精子でも、弧を描いて前進できないものや、蛇行して目的地になかなか進めないものもいて、それらの精子の多くは、卵子に到達する前に死滅してしまいます。

また卵子に向かって真っ直ぐに進める精子であっても、そのスピードが遅ければ、卵子に到達することはできません。

膣から卵子までの距離は、精子にとってはとても長い道のり。スピードが遅ければ、膣内の環境によって精子は死滅してしまいます。

運動率をあげたい。あげるには何をすれば良い?

運動率をあげるには、まずはてっとり早く生活習慣を見直しましょう。

  • タバコを吸わない
  • 適度な運動をする
  • 質の良い睡眠をとる
  • 睾丸に負担をかけない
  • 睾丸を涼しい環境におく
  • 有害な物質を避ける
  • バランスよい食生活を送る

また、精子に良いものを食べるのも、運動率をあげるのに効果的です。
精子に良い食べ物については、「子作り成功者に効いた、精子を増やす食べ物一覧」について詳しくまとめているので
そちらをご覧ください。
精子は、精粗細胞という精子のストックの状態から、4段階を経て精子になり射精されます。

このストックから精子になるまでにはおよそ3ヶ月間かかるため、少なくとも改善したら、その効果が表れるのは3ヵ月後と思い、地道な努力が必要です。

生活習慣を変えることが苦手な人には大変なことですが、ここで変えた生活習慣は、子供が授かってからも大切になることなので、頑張って改善していきましょう。

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